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脳神経外科の歴史SERVICE&PRODUCTS

北里大学医学部脳神経外科設立の歴史・沿革

1970年北里大学医学部が創立され、脳神経外科学単位が開設された。初代教授とし
て北海道大学より矢田賢三先生が着任された。3年後の1973年4月には北里大学病院脳神経外科診療も開始され、脳血管障害、中枢神経系腫瘍、脊椎脊髄・末梢神経系疾患の3つの大きな柱が確立されるに至った。開設10年後には脳神経外科の年間手術件数が360件を越え、国内でもトップクラスの手術件数の多い施設に成長した。
 膨張し続ける救急疾患に対処するため、1996年4月北里大学病院に救命救急センターが設置された。当時脳神経外科助教授であった大和田隆先生が救命救急医学単位の初代教授ならびにセンター長に就任され、脳神経外科と救命救急センター脳神経外科との間での診療連携や人事の交流が活発化するようになった。また地域の第3次救急患者は全て救命救急センター脳神経外科が対処することにより、適切・迅速な対応を目指した。この結果、一刻を争う救命救急疾患と、データを積み重ね十分検討して診療・治療を行う脳・脊髄疾患とを分別し、疾患に応じた最適な対処が可能となった。このようなケースは大学病院としては非常に稀であり、かつうまく運営されているため、全国医療施設のモデルケースにもなった。

 1995年3月矢田賢三教授が退任され、6月に藤井清孝先生が2代目教授として九州大学より着任された。運営方針として、北里大学出身如何に関わらず広く有能な人材を育成し、また対外的な人事・学術交流をこれまで以上に積極的に増やしていくことを掲げられた。
 1998年4月北里大学病院の新棟完成以降、順次既存棟の整備が行われ、1998年12月には脳神経外科・神経内科・救命救急センターが連携した脳血管センターが設立され、藤井清孝教授が初代センター長に着任された。
 米国フロリダ大学Rhoton教授の指導のもと、山梨大学の貫井英明教授と連携し、毎年、北里脳神経外科微小解剖セミナーを開催された。
 首都圏の大学相互協力においては、慶應義塾大学・日本大学・千葉大学・北里大学の4校で、Waterfront Neurosurgical Conferenceを立ち上げた。全国的な学会開催も多数行い、特に第18回Mt. Fuji Workshop on CVD、第35回日本脳卒中の外科学会、第16回日本脳腫瘍の外科学会を無事盛会裏に開催することができた。
 藤井清孝教授は、脳神経外科教室の運営とともに北里大学病院の運営にも関わり、2003年4月より北里大学病院長を3期勤められ、医療安全体制の確立と新病院計画を進められた。そして2011年9月には新病院の着工式となった。
 2012年3月藤井清孝教授が退任され、2013年4月に隈部俊宏が3代目教授として東北大学より着任した。2014年4月より北里大学は新病院へ移行した。なお藤井清孝教授は退任後、学校法人北里研究所北里大学の理事長を4年間勤められた。

2019年3月8日 文責・隈部俊宏



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