J-HOPEについて

J-HOPE(Japanese study of Health, Occupation and Psychosocial factors related Equity)は、労働者の健康格差の実態とそのメカニズムを解明することを目的として開始された研究です。 平成21年から文部科学省の研究費、新学術領域研究(研究領域提案型)「多目的共用パネル調査」で確立された研究で、重要な指標を毎年繰り返して調査するパネル調査の枠組みで実施されています。

労働者の健康格差の問題は、単純に医学的な知識で解決できるものではないために、研究チームは、医学のみならず、心理学、経済学、社会学の専門家がチームを構成して研究しています。 平成26年度までに、全国12事業場にまたがる労働者1万人が、4年間に渡って追跡されています。

このパネル調査では、多様な背景を有する労働者の社会経済的要因や新しく注目されている職業性ストレス尺度が、生活習慣に関する詳細な問診、代表的な循環器疾患危険因子、抑うつ等の精神的健康度とともに、標準化された方法で毎年測定され、蓄積されています。

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