テレワーク導入企業のメンタルヘルス対策 テレワークによる課題と好事例

テレワーク導入企業のメンタルヘルス対策

テレワークによる課題と好事例

在宅勤務ができるスペースが十分に確保できないためにメンタルヘルス不調に陥った例

キーワード/オンライン、ワークファミリーバランス 業種/製造業 規模/520名

現在、2LDKで家族4人(夫、娘7歳、息子4歳)で暮らしている。

この会社でも、緊急事態宣言中にリモートワークが導入された。

娘の小学校が休校になり、息子の保育園も登園自粛を依頼された。

この会社ではリモートワークが自宅に限定されているために、仕事のスペースが確保できずに仕事の進捗に支障をきたしていることをストレスに感じていた。

ある日、オンライン会議中に、娘が画面をのぞき込むなどの邪魔をしてきたため、思わず怒鳴ってしまった。

そのことを、他のメンバーがオンラインで見ていた。そのとたんに、本人は泣き出してしまい、オンライン会議から退席をしてしまった。

翌日、本人から体調不良による欠勤の連絡が入った。

気になった上司が本人に電話をかけて様子を聞いてみるとしばらく休みが欲しいとのことであった。

上司が産業医に相談したところ、産業医が本人とオンラインで面談をした。

その結果、精神科の受診を勧められ、受診したところ、1か月間の休職の診断書が出された。

どのような環境で療養するかは実家も含めて相談をすることになった。