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分子遺伝学単位紹介
  分子遺伝学は医学の中でも最近の進歩が最も速い学問のひとつであると思います。 しかもその中の多くが実際のベッドサイドで役立つ知識であり、 また考え方であります。更にヒトゲノムの解読が終了して、研究のみでなく臨床においても大きな変革がもたらされております。例えばマイクロアレイ法と いったゲノムワイドな解析法は、疾患の分類、治療法の選択、創薬等に急速に使われ始めております。 また特定の遺伝子の発現を抑制するRNA干渉と呼ばれる現象(この発見に対して06年ノーベル医学・生理学賞が与えられました)も今後基礎研究のみならず、遺伝子治療その他で臨床への貢献が期待されております
 このたび高垣洋太郎教授の後任として、平成19年11月1日付けで宮下が分子遺伝学単位を担当させていただくこととなりました。私が多くの基礎の先生方と異なる点は、医学部卒業後8年余り小児科臨床に従事したことであります。私に基礎研究にのめり込むきっかけを与えてくれたのは毛細血管拡張性失調症(ataxia telangiectasia)という免疫不全の患者さんに発症した増悪と寛解を繰り返す頚部リンパ腺腫脹でした。もう20年も前のことですが、この病態 の解明には免疫グロブリン遺伝子やT細胞受容体遺伝子の再構成のサザン法による解析、またリンパ球におけるEBウイルスゲノムの証明が必須であることがわ かり、これからの医療には遺伝子学的手法が不可欠であることを痛感しました。その後、国立小児病院小児医療研究センター(現国立成育医療センター研究所)の感染症研究部、成育遺伝研究部、米国ペンシルバニア大学、ラ・ホヤ癌研究所(現バーナム研究所)で白血病の遺伝子解析、アポトーシスと呼ばれる細胞死の分子機構の解析(Bcl-2、p53を中心に)、神経変性疾患(ポリグルタミン病)や高発癌性遺伝病(母斑基底細胞癌症候群)の遺伝子解析と発症機序の解析を行って参りました。本学でもこれらの研究を継続・発展させるため臨床医学との連携を強化し、関連する基礎の研究室との共同研究を展開していきたいと思います。


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