機器名 | 微量生体分析装置システム オートインジェクタ | ![]() |
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型式 | エイコム EAS-20S | |
備品番号 | - | |
取得年 | 2020 | |
設置場所 | M1号館・9階 精神科学実験室 |
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管理者 (連絡先) |
精神科学・安田 (内線7752) |
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相談者 (連絡先) |
生化学・山森 (内線9267) |
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機器の説明 | [この機器でできること] マウスを用いて、自由行動下での脳内のドーパミン(DA), セロトニン(5-HT)の放出量を測定できます。マウスの脳に装着したプローブを介して、脳内に毎分20μLのリンゲル液を注入すると透析膜を介して細胞外液が滲出します。細胞外液はラインを通ってインジェクタに一時的に貯留され、10分ごとにHPLCに送られて分析されます。これにより経時的なDA, 5-HTの放出量の変化を調べることができます。 [操作法の概略] まず脳定位固定装置を用いて、マウスの脳内の目的の領域にプローブを留置する手術を行います。翌日、マウスが十分に回復したら測定可能です。HPLCにDAと5-HTのスタンダード溶液をインジェクションして測定します。マウスに装着したプローブをラインにつなぎ、送液ポンプによるリンゲル液の脳内への注入を開始します。脳から滲出する溶液がラインに充填されたら、ラインをHPLCのインジェクタに気泡が入らないように接続します。HPLCの測定値を見ながら、ベース値が安定するまで1~2時間を要します。その後、測定が可能になります。測定終了後には、マウスを流路からはずし、HPLC内に残った溶液をバッファーに置換します。 [使用に際しての注意事項] 使用に際しては、精神科学の安田さんに相談し、最初は経験者の指導の下に行ってください。当該実験室ではマウスの長期飼育は行えないため、組み換え動物は24時間、野生型動物は48時間のうちに実験を終える必要があります。また、動物実験計画書への記載等が必要です。 [その他] プローブは消耗品であり、エイコム社から購入できます。 2020年度(旧)東病院研究系・中型機器 |
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機器の使用例 |