北里大学医学部循環器内科学教室
循環器内科学

  2013年9月のトピックス

  
ESC congress 2013

北里大学循環器内科学 大学院2年生 池田 祐毅

 この度、欧州心臓病学会学術集会 (ESC Congress 2013)にて発表の機会をいただきましたので御報告させていただきます。今年度は8月31日から9月4日、オランダ・アムステルダムにて開催されました。応募演題10000を超える演題のうち約4000演題の発表と30000人を超える各国からの参加者があり、今やAHA (アメリカ心臓協会)を凌ぎ、世界一の心臓病領域の学会といっても過言ではありません。当教室からは計14演題と快挙とも言っていいアクセプト数を勝ち取り、我々の日々の研究に対する評価が上昇曲線を描いていることを証明できたのではないでしょうか。

↓アムステルダムSchiphol Airportにて
   (左から箸方健宏先生、著者、石井俊輔先生、及川淳先生)
   
 アムステルダムの街並みとtram (写真中央)↑

 私は本学会にて2演題poster presentationの機会をいただき、拡張型心筋症患者における左室逆リモデリングに関する検討と、水利尿薬tolvaptanの治療効果予測に関する検討という心不全領域からの発表をさせていただきました。発表に対し各国の研究者の方々からたくさんの質問やご意見をいただき、有意義な議論を交えることができました。国を超えた方からも自分の研究に対して関心を寄せていただけたことで、今後の研究に対して精進していく決意を再確認させてくれました。
 また、最新の大規模臨床試験の結果や他国の研究者の研究成果を見ることで、今後の研究や臨床にもつながるヒントを得ることができました。

   ←ポスター会場にて、心不全班のリーダー猪又孝元先生と

   
↓会場は各国の人々で溢れていました。

 ↑学会場入口にて
   (左から著者、及川淳先生、箸方健宏先生、北里梨紗先生、石井俊輔先生) 

 そして、何と言っても国際学会での楽しみといえば、観光です。オランダといえば水車とチューリップしか思いつかなかったのは私だけかもしれませんが、レンブラントやフェルメール、ゴッホなどの著名な画家を輩出した絵画大国であり、1000の美術館を数える世界一美術館密度の高い芸術の国です。今回、毎日のように美術館を回り、沢山の芸術に触れることができたのも良い思い出となりました。

 







←アムステルダム国立美術館

 アムステルダム最後の夜には、運河のクルージングにて学会でのお互いの健闘を祝いました。ちなみに、今回のESCは現在ドイツ留学中の品川弥人先生と久しぶりにお会いできる機会でもあり、また、学会終了後そのままリヨンへ留学される北里梨紗先生を皆で送別する機会でもあり、内容の濃い渡欧となりました。学会終了後はアムステルダムを離れ、それぞれ思いの土地へと向かい (我々大学院生403研究室組はBrussels⇒Lyonと観光して帰路へつきました)、沢山の思い出とともに日本へ帰られたことと思います。

  ←運河クルージング船内にて
(左から庭野裕恵先生、東條美奈子先生、猪又孝元先生、庭野慎一先生)
運河クルージング後の集合写真→  

 今回私にとっては初めての国際学会となりましたが、各国の研究者や臨床家の先生方と議論を交えたり、発表を拝見する機会を得られたことは、今後の研究や臨床をさらに頑張らねばという気持ちにさせてくれました。ESCは次回、情熱の国スペイン・バルセロナにて開催されます。このような素晴らしい学会にまた来年も挑戦したいと思わせてくれる1週間でした。

 最後に、出向から帰ってきたばかりの病棟医や研修医の先生方にとっては、学会などあまり馴染みがないかもしれませんが、自施設の現状しか普段触れることのない我々にとって、本学会のような機会は、日常の忙しい臨床を少し上から見て自分の知識を整理できるような、とても有意義な時間です。当教室はこのような学会への参加や研究を後押ししてくれる体制が整っている非常に恵まれた環境です。今度は先生方と共にこの学会に参加することができれば嬉しい限りです。






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