北里大学医学部循環器内科学教室
循環器内科学

  2013年11月のトピックス

  
TCT(Transcatheter Cardiovascular Therapeutics )2013
in San Franciscoに参加して

北里大学循環器内科学 亀田 良

 久しぶりに医局長のつぶやきに投稿させて頂きます。現在、北里大学循環器内科学の病棟チーフをやらせて頂いている、亀田良と申します。今回、病棟の先生方に無理を言って、TCT2013に参加させて頂きましたのでご報告させて頂きます。
TCTは心カテ系の学会では約1万人規模の参加者を集める、世界最大規模の心臓カテーテル関連の学会であり、今年初めて参加することができました。大学院時代には、動脈硬化、血管内イメージングで研究を行ってきたので、いつか機会があれば、参加したいと思っておりましたが、このたび、念願を果たすことができました。
 また、当医局に6月から阿古潤哉教授が赴任され、今回医局から、教授、医局長3人で参加させて頂く事となりました。これまでは、当医局でTCTに参加するドクターは極めて稀であり、医局から3人参加する事は、当医局にとっては初めての事でありました。サンフランシスコで開催された学会場は、これまで参加した海外学会と比べても、とっても華やかで、様々な催し物が行われていました。やはり、今回はストラクチャー関連の話題が多く、今後はこの領域もしっかり勉強していかなくてはと痛感させられました。また、ステント関連であると、OPTIMIZE試験より、冠動脈にEndeavorゾタロリムス溶出ステント(E-ZES)の留置を受けた患者において、2剤の抗血小板療法(DAPT)の3ヶ月の継続は、12ヶ月の継続と比較し、12ヶ月の死亡、MI、脳卒中、ステント血栓症のリスクを増加させることはなく、重症出血のリスクにも差はなかったことが、報告されるなど、第2世代のDESでは血栓性イベントを抑制するために必ずしも12ヶ月のDAPTの継続が必要とされるわけではなく、高齢者や出血性イベント歴のある患者など、出血性合併症のリスクの高い患者においてはより早期にDAPTを中止する必要がある可能性が示唆された所見であると感じさせられました。

   
 TCT学会場で 医局長、塩野先生と  TCT2013 ライブ来場にて

 また今回は、学会参加だけでなく、教授・医局長の留学先であった、Stanford大学を見学させて頂く事ができました。カルフォルニアの過ごしやすい温暖な気候の中、広大な敷地にキャンパスがありという素晴らしい環境の中、学生が過ごしている姿に、とても感動し、自分自身もこのような環境で過ごしてみたいと改めて感じさせて頂きました。また、その他、現在アメリカで留学されている先生方と、お話させて頂く機会が多く、毎日刺激的な日々を過ごすことが出来ました。このように自分自身にとっても、今後の方向性について、改めて考えさせる1週間であり、今回、学会参加に快く送りだして頂いた、病棟の先生方には改めて感謝申し上げます。

   
 Stanford 大学前で教授と医局長と  Stanford IVUS labo meeting room
   Napaにて みんなでワインと乾杯








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