2012年2月4日(土)
パシフィコ横浜会議センター
当番世話人:早川 和重

ごあいさつ

会長お写真

第24回 日本高精度放射線外部照射研究会を開催するにあたって

当番世話人 早川和重(北里大学医学部放射線科学(放射線腫瘍学))

 この度、第24回日本高精度放射線外部照射研究会を平成24年2月4日(土)にパシフィコ横浜の会議センターでお世話させて頂くことになりました。今回の研究会のテーマは、進歩の著しい画像診断技術の中で、とくに機能画像を意識して「高精度外部放射線治療と高精度画像との融合」といたしました。

 ご存知のように、放射線治療は、進歩する画像診断装置と連動したコンピュータ技術の発展と相まって3次元的あるいは4次元的に高精度に病巣に線量を集中することが可能となりました。今では高精度放射線治療は、治療中の標的病巣の位置精度の確認に画像を利用するため、画像誘導放射線治療(Image-guided radiotherapy,IGRT)とも呼ばれています。一方、画像診断の領域では、PET/CTやMRIの拡散強調画像、神経系トラクト画像などの登場により、分子レベルの評価が可能となり、標的の位置精度の向上や重要な正常組織の回避に画像情報は益々重要となっています。今回の研究会では、この進歩する分子イメージング(機能画像)に高精度放射線治療をどのように利用し、どう連動させていくか、を皆様と大いに議論したいと考えております。

 そこで教育講演として本学放射線科学(画像診断学)の井上優介教授に「分子イメージグの現状と展望」と題して教育講演を頂く予定です。引き続きシンポジウム1「分子イメージングを用いた高精度放射線治療」を予定しています。また、分子生物学と関連する遺伝子治療との併用の可能性も念頭に置き Bin Sing Teh教授(The Methodist Hospital, Cancer Center and Research Institute)には特別講演Image-guided gene radiotherapy(IGGRT)をお願いいたしました。

 一方、高精度放射線治療ではQA ・QCが益々重要となっています。そこで,新しい試みとしてポスターディスカッション「QA/QC、計算アルゴリズム」を予定いたしました。ディスカッサントとともに活発な意見交換をお願いします。また、シンポジウム2では「高精度放射線治療技術の課題と展望」と題して、主要課題について先端的なお仕事をされている方々のご講演とともに今後の対策や技術開発について議論する予定です。

 この会での発表内容は、臨床、物理工学、生物など多岐にわたり、本研究会は、医師、医学物理士、技師、看護師、企業関係者が職種を超えて先進的医療技術の開発に関して意見交換できる貴重な機会となっています。是非、多くの方々にご参加頂き、活発な議論と今後の診療に役立つ情報交換ができることを期待しております。

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