日本放射線腫瘍学会第27回学術大会 JAPANESE

臨床腫瘍学に基づく放射線療法の標準化から個別最適化へ
    2014年12月11日(木)-13日(土)パシィフィコ横浜会議センター・展示ホール 会長:早川和重

会長挨拶

会長:早川 和重
日本放射線腫瘍学会第27回学術大会
会長 早川 和重
(北里大学医学部 放射線科学「放射線腫瘍学」主任教授)

この度、日本放射線腫瘍学会(JASTRO)第27回学術大会をパシフィコ横浜会議センター・展示ホールで開催させて頂く栄誉を賜りましたこと、教室ならびに北里大学関係者にとりましても大きな喜びであり、心より感謝申し上げます。

JASTROは設立25周年を迎えた2012年2月には公益社団法人に認定され、2つの部会(小線源治療部会、生物部会)と20の各種委員会が活動し、専門医制度、国際学術誌を有し、会員総数3,600名を超える学会に発展しています。今回の学術大会では653題の一般演題・要望演題をご応募頂き、シンポジウム、パネルディスカッション、特別講演などを合せると演題数は合計700題をはるかに超える過去最大規模となりました。これもJASTROが確実に発展していることを反映しているものと大変嬉しく思っております。

さて、最近では各種がん診療ガイドラインの整備が進み、多くのガイドラインで標準的な放射線治療法について記載されるようになりました。一方、外科領域でも内視鏡手術やロボット手術をはじめ低侵襲で副作用の少ない手術手技が種々開発され、がん薬物療法では分子標的薬が次々と登場し、様々ながん種に対して集学療法のあり方も変化してきています。そこで本学術大会のメインテーマを、「臨床腫瘍学に基づく放射線療法の標準化から個別最適化へ」とさせて頂きました。各種臓器がんの特徴に基づいた放射線治療法の最適化に向けての今後の目指すべき方向性を示せるようプログラムを企画し、臨床腫瘍学的な視点から、他学会の協力を得て、外科医や腫瘍内科医との討論の場を多く設定しております。また、国際シンポジウムとして、ESTRO会長Poortmans先生の基調講演を含むESTROとのjoint symposium、昨年急逝されたKian K. Ang先生のご功績を忍び、MD Anderson Radiation Oncology / Gilbert H.Fletcher Societyとのjoint symposiumなどを予定しています。また、ASTRO会長のSteinberg先生にもご講演いただきます。これらのセッションでは同時通訳も取り入れて多くの方々に参加して頂きたいと期待しております。前立腺癌のディベートセッションではツイッターでの参加も可能です。

機器展示には多くの企業が参加されますが、今回初めて4社から実機を展示して頂くこととなりました。最新機器の状況を体験して頂ける良い機会と思っております。

さらに国民に開かれた学会を目指し、初の試みとして“Patient Advocate Program”を後半の2日間に組み入れました。事前登録制とさせて頂きますが、昼食付のランチョンセミナーや機器展示ツアーなどを企画しております。また、最終日の午後にはコンサートと市民公開講座を開催します。

開催時期は例年より遅く、クリスマスシーズンとなりますが、ライトアップした横浜で熱い議論を交わしたいと思っております。ここに、本学術大会の開催にあたり、充実した情報交換の場となりますよう、学会員の皆様あるいは関係者の方々のご支援とご鞭撻をお願い申し上げますとともに、多くの方々のご参加を心よりお待ち申し上げております。

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