第38回日本リンパ学会総会
The 38th Annual Meeting of the Japanese Society of Lymphology
 

ご挨拶:第38回日本リンパ学会開催にあたって


         第38回日本リンパ学会総会会頭

         北里大学医学部薬理学

         馬嶋  正隆


テーマ『 リンパ研究の学際的な発展をめざして

 この度、伝統ある日本リンパ学会の第38会の会頭を拝命し、平成26年6月20日(金)、21日(土)、22日(日)の3日間にわたり、私どもの北里大学白金キャンパスにおきまして学術集会、市民公開講座等を開催させていただきます。

 リンパ管は、その存在を100年以上前から明らかにされていたにもかかわらず、本格的に生体内生成機構の解明や生体内機能調節に関する研究が進みはじめたのはここ10年ほどであり、現在も次々に新しい発見が続くホットな研究領域です。病態時には血管・リンパ管等の脈管のダイナミックな構造変化が見られます。リンパ管は、血管とともに生体の恒常性の維持や免疫応答など生理的に重要な役割を担っているだけでなく、炎症や悪性腫瘍の転移などの病的状態にも関与している重要な器官です。がんのリンパ行性転移、がん治療時のリンパ節廓清に伴うリンパ浮腫は極めて治療に抵抗性であることが知られてきましたが、現在でもこれらの病態の本質的な治療方策は乏しく、病態時のリンパ管の動態を制御する生体内活性物質の解析と治療への応用研究の必要性は極めて高いものがあります。近年、リンパ管内皮マーカーや、リンパ管内皮の増殖・再生に特異的に作用する因子の発見など、リンパ学が飛躍的な進歩を遂げ始めております。本学会は、リンパ系の発生、形態と機能、病態時の変化、リンパ管新生の分子機構などの基礎的検討から、がんとその転移機構、リンパ浮腫の病態・診断・治療、リハビリテーションなどの臨床的な側面にいたるまで、多彩な分野に対し議論を尽くす真摯な姿勢を堅持してまいりました。学問領域や対象臓器にこだわらず、基礎および臨床医学者やパラメディカルに至るまでの多彩な方々が集って議論する、きわめて学際的な側面をもつのが本学術集会の特徴です。

 第38回目にあたる今回は、これまで以上に、学際的な面を強調し、リンパの関わる病態を討論していただきたいと考え、メインテーマを「リンパ研究の学際的な発展をめざして」といたしました。特別講演には、リンパ管新生の世界的権威であるヘルシンキ大学のKari Alitalo教授に、生体内リンパ管新生制御機構と病態に関する講演をお願いいたしました。また、最新の成果を発表していただくシンポジウムも、充実した内容になっております。あわせて、ランチョンセミナー、Award Session、および一般口演の学術集会を開催致します。さらに、22日(日)の学会3日目には、恒例となっております市民公開講座を開催させていただきます。ぜひ、新たなリンパ学発展に向かっての真摯な討議が活発に行われることを期待しております。

 都心とはいえ、6月の白金キャンパスは緑のきれいな季節です。多くの皆様のご参加を心からお待ち申し上げます。

会頭挨拶
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